久々に、ベトナムにやってきました。
初めてのベトナムは小学生だった娘と二人でのハノイ入りだったのですが、今回はホーチミンをぶらりと女一人旅。一番のお目当ては、今日本でも人気沸騰中の、ベトナム中部にあるホイアンです。
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日本からベトナムの古都ホイアンへ行く方法
ホイアンには空港がないので、最寄りのダナン空港を使います。
そのダナン空港へ行くには、成田からダナンまでの直行便を利用するのが一番早いのですが、なにせ費用を浮かせようとJALマイレージを利用するので、どうしてもハノイのノイバイ国際空港かホーチミンのタンソンニャット国際空港経由になるんですね。
そして、ベトナムの国内線を使って、ダナン空港経由でホイアンを目指すわけです。
今回、私はベトナム国内移動にベトナムエアラインを利用しました。
ベトナム航空サイトで直接チケットをとれば、ホーチミンとダナン間は往復12,000円ほどとかなり安価。しかも最近は、webの普及でチケットも取りやすいように工夫されているので、ベトナム航空の場合は海外からでも想像以上に簡単でした。
その他、ベトジェットエアという赤い機体のLCCの就航が活発で、こちらを利用するとさらに安価に国内移動ができそうです。
ただ、私の場合確実に荷物が多くなるので、ベトナムエアラインを選択しました。
ベトナムエアラインは実際に乗ってみても、日本の航空会社に劣らない、なかなか質のいいサービスを提供してくれる航空会社でしたよ。4つ星クラスだそうです。
こんな移動方法の旅だったので、せっかくですからホーチミンも満喫しようと、2つの都市のいろんな観光地を10日かけて巡ってきました。
羽田国際空港からホーチミンへ初の旅
羽田空港に国際線旅客ターミナルができてもう7年。いつかはここを使ってみたいと思いつつ、一度も利用したことがなかったので、今回初めて羽田国際空港から出発してみました。
ツアーでない限りできるだけ避けたい深夜便ですが、残念ながら羽田国際空港からホーチミンへ飛ぶJAL便は夜中の1:25発しかないので、今回は真夜中に空港入りです。
どうせ空港は静まり返っているんだろうな、と思っていたのですが、さすがに国際線だけあって羽田国際空港には24時間営業をする飲食店が5店舗もありました。
利用客の往来も止まることなく、1日中活気に溢れている感じです。
羽田国際空港の見送りデッキは、デートスポットと言った感じの造りでした。
デッキへの出入りも簡単ですし、夜はムード満点に仕上げてあります。旅立つ家族や友人を見送るというよりは、デートの行き先に困ったときにぶらりと来てねと言わんばかりの雰囲気です。
空港のメイン部分に密集する飲食店は割高なところが多いのですが、端っこまで歩いて行くとチェーン店が軒を連ねていて、お値段もグっと安く利用しやすくなります。
なんとラフィネが入っているのですが、残念ながら夜はお休みする様子。女一人旅で時間が余っていると、ふらりと入ってしまいたいところです。
さて、出国手続きをすませると、さらに驚きの光景が。
時間はすでに夜中の12時半なのに、無数にある免税店のほとんどが営業をしているのです。成田空港に比べるとその数はかなり多くて、フライトまでの待ち時間が楽しくなりましたよ。
今回のホイアンではホームステイ形式で宿泊する予定だったので、日本のお土産品を持って行こうと思い、日本の特徴的なデザインを模した箱に入れられた抹茶キャンディーを買ってみました。
まさかこんなに免税店が開いているとは思わなかったので、種類は選び放題です。とても助かります。
そして、いよいよ搭乗です。
JALの機体は、どの便に乗ってもいつも新しさを感じられて居心地がいい。国内線は微妙なときがあるんですけど、国際線はどんどん使いやすくなっていきます。
前回、娘との旅での機内食では、ハーゲンダッツのアイスクリームが丸ごと1個出てくると言うテンションのあがるもので、今回も四つ葉のヨーグルト丸ごと1個が登場。
ヨーグルト好きにはたまらない一品なのですが、早朝に出されるこの量はお腹がキュルキュル来そうだったので、残念ながら食べるのは断念しました。
けれど、美味しいこと間違いなしですね。
ベトナム入りの入出国カードはこう変わった
なんと2016年3月から、ベトナム入りの入出国カードが不要になっていました。これ、心底待ち望んでいたことです。
狭いテーブルで書類を何枚も書かなければいけないストレスは半端じゃないですね。とくに、小さな子供を連れての旅ですと、イライラは3倍にも4倍にもなります。テーブルから座席までいろんな物が散乱し、子供はイゴイゴ動くし、フライト時間が短いときにはこれに食事が重なります。
書くスペースなんてないんですけど。
と思いつつ、必死にこなしていたことを懐かしく思い出しました。
タンソンニャット国際空港から市内を目指す
フライト時間5時間強で、早朝5時過ぎにホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着しました。
入国手続きの窓口も、早朝のわりには多めに開いていたのでスムーズに通過。15分ほどだったのではないでしょうか?
寝ぼけた身体には優しい対応です。
早朝のターミナルの中の利用客はまばらでガラガラなのですが、到着フロアに出たころにズラリと並んでいることで有名な両替所のいくつかは、すでにオープンしていました。
両替所が選び放題なのですが、タンソンニャット国際空港の両替所で有名な話が、同じ場所で営業しているにも関わらず、両替レートの差が大きいと言うこと。
各店頭にはその日のレートを提示しているので、しっかり比較をするといいと思います。
ただし、さらによく聞く話では、この両替所の中には両替金額をごまかす悪質な店舗もあるということ。
そのため、両替をする前に自身で換算額を計算しておき、受け取ったお金はその場でしっかりと数え、レシートをきちんと受け取ることをおすすめします。
両替金額をごまかす話はどこの国に行ってもあるのですが、空港のような安全地帯にある両替所で常態化されているとは、日本人の私たちからすると想定外。
到着早々、嫌な気分にさらされたくないものですね。
え?早速トラブル勃発ですか?
と、思っていたら、到着早々トラブルに遭遇した私・・・
予約していたホテルのお迎えドライバーが来ていないではないですか!
これまでの経験上、普通はフライト到着時刻にドライバーは迎えに来ているもの。けれど、5分ほどキョロキョロと探し回っても見当たりません。
タンソンニャット国際空港に待機する流しのタクシーは、トラブルが多すぎるということであまりにも有名です。絶対に、その辺で呼び込んでいるタクシーは利用しない方が無難でしょう。
とくに、女一人旅ならなおさら。
乗ったが最後、どこへ連れて行かれるか分かりませんし、途中で逃げ出せないように後部座席の内側のドアノブが切り取られていたという話もあります。
それに、無事に目的地には到着したけど、通常料金の10倍をぼったくられたという話しも、実際に現地で働くガイドさんから聞きました。
タンソンニャット国際空港での優良タクシーは?
と言うことで、タンソンニャット国際空港から市内へ移動するときにタクシーを使う場合は、到着者専用出口の目の前の駐車場に駐車するタクシーには、絶対に乗ってはいけません。
そもそも、目の前の駐車場を利用するタクシードライバーは、専用出口のところで強引な客引きをするので、すぐに分かると思います。
向こうから声をかけてくるドライバーは、すべて無視しましょう。
到着者専用出口を出て左方向に行くとタクシー乗り場があるそうなので、そこを利用するか、空港のスタッフに聞くようにしてください。
そして、おすすめのタクシーは白いボディのビナスンタクシー(VINASUN)。
もう一度、同じ写真ではございますが・・・
↓ ↓ ↓
この写真の手前左側に写っているのがビナスンタクシー(VINASUN)です。
緑色のマイリンタクシー(MAILINH)も優良ということでガイド本などに紹介されているのですが、後々ホーチミンで働くホテルスタッフさんに聞いたところ、マイリンタクシーでさえもぼったくりがあるとのことでした。
もちろん、ビナスンタクシーであっても、乗る前にしっかりと目的地までの金額などを確認することをおすすめします。
タンソンニャット国際空港から市内までは、日本円にして1,000円くらいが目安です。
ベトナムドンに換算すると、200,000ドン前後ですね。
そんな恐ろしい場所に降り立った、お迎えのいない一人ぽっちの私。
日本からカモがやってきたとばかりに、強引な客引きタクシードライバーから何度も声がかかります。
だから、わざわざホテルの送迎を頼んでおいたのに。
最初っから、やってくれるじゃないですか。
早朝でボーッとしていた頭が、一気に目を覚ましましたよ。
寝ボケていたら、この後どんなトラブルに遭うか分かりません。気合が入ったところで到着者専用出口に立つ空港スタッフのお兄さんにお願いをして、ホテルに電話をしていただいたのでした。
出迎え時間から遅れること約30分。
やってきたドライバーさんは大変申し訳なさそうに「実はトイレに・・・」。
それは仕方がないですね、人間だもの。
嘘か本当か分かりませんが、なんとか無事にホテル入りできたのでした。
さて、到着当日は早朝ということで、その日は朝からホーチミンの市内の観光に。
まずは市内の地理情報が欲しくて散策したので、安全に散策するおすすめエリアと宿泊したホテルの設備などをご紹介したいと思います。