今回のベトナム一人旅のハイライトの1つ、メコンデルタツアーの日がやってきました。
ホーチミン滞在中は、1日は遠出をしたいと思って取り入れたメコンデルタツアー。
雨季だし、ジャングルだし、8月のこの時期はあまり観光客に人気がないだろうなと思いつつ、予約した現地のツアーデスクへ行ってみると・・・?
Contents
メコンデルタツアーの人気度は?
メコンデルタツアー出発当日の朝7時45分に、ツアーを予約しておいた「TNK トラベル JAPAN デタム通り店」に集合。
8時には大型バスに乗り込んで、いざメコンデルタへと出発です。
このツアーは、あらかじめ日本を出発する前に予約をしておきました。8月の雨季なので、どうせあんまり観光客は行かないんだろうと勝手に思い込んでいたのですが、現地に集合してみてビックリ!
40人乗りの大型バスが満席なんです。
メコンデルタツアーがこんなに人気だとは思ってもみませんでした。
他のツアープランは当日の飛び込みでもわりと空席があるのですが、メコンデルタツアーは数日前に予約をしておかなければ厳しそうです。
「TNK トラベル JAPAN 」でのツアー客の集め方はちょっと変わっていて、英語コースと日本語コースのそれぞれのツアーで集客しながらも、当日は一つのバスに乗り込んで行くことになります。
どうしても、日本語ツアーの客数は少なくなるので、その分ツアー料金が割高になっちゃいますからね。
「TNK トラベル JAPAN」では、それぞれで集客しつつ、1つのグループで行くことで、格安のツアー料金を設定しているんです。ですから、他のツアー会社よりも断然お安い。
でも、ツアー中は、きちんと日本語ガイドさんが付いているので、言葉の不自由は全くなしです。
参加する旅行客は多国籍ですし、バスの中はなんともグローバルな世界が広がっていて面白いですよ。
そもそも「メコンデルタ」って何?
ところで、メコン川ツアー・・・ではないのですね、メコンデルタツアーです。
このメコンデルタは、大河メコン川の河口付近に広がる低湿地帯を指しています。
ここでは、稲作や果樹栽培、漁業などが盛んで、ベトナムの豊富なお米の半分以上をこの地域で作っているとか。
国内生産量の半分以上と世界への輸出量2位を占めているため、「米びつ」と呼ばれているそうです。
メコンデルタにはジャングルが延々と広がっているのかと思っていましたが、どんな場所なのでしょうか?ワクワクしますね!
メコンデルタツアー一日のプラン
さて、グローバルな「TNK トラベル JAPAN」を利用して行った、メコンデルタツアー。座席をいっぱいにして、8時にホーチミンを出発しました。
この日も、雨季と言いつつ朝から快晴。でも、メコンデルタの現地情報では、午後から雨の予報もあるとのことで、傘も忘れずに持ちます。
ホーチミン市内では渋滞をすることなく、スムーズに移動。メコンデルタまでの所要時間は約2時間なのですが、出発後、1時間半ほどはトイレ休憩がありませんでした。
出発前に、しっかりトイレには行っておいたほうがいいですね。
トイレ休憩は?
その休憩場所は、想像よりもはるかにキレイで、トイレも少しアロマの香りを漂わせるような清潔なもの。日本のキレイなレベルのトイレ事情と変わりません。
ただ1つ、流れがかなり悪い個室もあったのでご注意を。
トイレットペーパーも完備されていますし、女性用の個室も相当数あります。
この後は、もうメコンデルタまでトイレはないので、ぜひ立ち寄っておいてください。
トイレに隣接する場所には、お土産店があります。
ここでお土産を買う旅行客はいるんだろうか?と思いつつ、休憩がてら物色を。中では、飲み物やちょっとしたおやつも売っていました。
最初の観光地「永長寺」
休憩場所を出て30分もしたら、最初の観光地、「永長寺(ヴィンチャンジ)」に到着です。
入り口にそびえる、福々しいお顔立ちの大仏様が印象的。その奥には、寝釈迦様もいらっしゃいました。
この永長寺は、中国とフランス様式を取り入れた建物だそうで、外観は宮殿を思わせる造りになっていました。
寺院の中は、少し派手だと思うような煌びやかなもので、中国らしさが漂っています。
永長寺では、お坊さんを目指す方々が集まって修行をする、4年制の養成学校も兼ねているとのこと。ちょうど寺院の中には、お坊さんたちのお昼ごはんを用意されているような場所もありました。
その傍らで、偉い御坊さまを思わせる袈裟を召された方と目がバッチリ会いまして・・・。
笑顔で会釈をすると、その何倍ものありがたそうな笑みを返してくださいました!
なんだか素晴らしいご利益をいただいた気分です。
大河メコン川をクルーズで移動
永長寺を出てバスに揺られること約20分で、待望のメコン川に到着です。
感動しますね!この雄大な景色。
水深が20mもあると言うメコン川の大きさは、想像を遥かに超えていました。
遠く中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアを下ってきて、このベトナムで約4,800kmの旅を終えるメコン川。見た目の流れは、とてもゆったりとしています。
ここから、小型のクルーズ船に乗り込んで、ランチ会場となる中洲へ移動します。
ちょっと気になったのが、私たち一行には救命胴衣が配られなかったこと・・・。
え?みんな?と思って、周りのボートを見回すと、周囲はきっちりと救命胴衣を着用しているではありませんか。
ここで落ちたら、捜索不可・・・ですよね。。。茶色いし。
ちなみに、メコン川のこの濁った色は、汚れているのではなくて川底の土を巻き上げているそうです。
ですから、ニオイがまったくありませんでした。途中にある、魚を加工する工場らしき場所を通ったときには若干腐敗臭がしましたが、概ねクリーンな空気です。
ランチに出される魚が見もの!
クルーズ船で移動すること15分ほどで、メコン川の真ん中に浮かぶ島に到着です。
ここで、メコン川ならではのランチがいただけるとか。
それが、こちらです!
「像耳魚」だと、現地のガイドさんが説明してくれました。
え?読みですか?
そのまま、「ぞうみみさかな」でした(笑)
ちょっと無理がありますよね。
見た目が、像の耳ソックリだからというもので、素揚げした「像耳魚」の身と野菜をライスペーパーに巻いて、生春巻きを食べるときのスィートチリソースにつけて食べます。
こちら、骨の取り出し方にかなりインパクトがあります。
現地のスタッフさんが取り出してくれるので、観光客は触らずに待ちましょう。
これも一つのパフォーマンスと言えるほど。
結構おもしろいので、行ってみてのお楽しみにしていてください。
ところで、「像耳魚」の味ですが、身はかなり蛋白で臭みがまったくありません。とても食べやすいですよ。
身が分厚いので食べごたえがありますし、全体的にメコンデルタツアーでのランチは予想していたものより豪華でした。
こんなに大きな魚を、毎日毎日、何グループもの観光客に出せるのですから、メコン川の漁場はかなり豊富と言えそうです。
ランチ後はツアーのメインイベント!
さて、ランチが終わったら、また別の場所に移動してココナッツ工場などを見学。
このココナッツ工場周辺の観光が、メコンデルタツアーの人気を集めているのではないかと思えるほど、面白い場所です。
現地ならではのお土産品に、やっぱりメコンデルタがジャングルだったと思い出させる巨大なニシキヘビとの「ふれあい♪」、そしてメコンデルタツアーの感動を最高潮にする支流の冒険へと出かけるから。
次のメコンデルタツアー後半で、最適な服装や持っていくと便利だったグッズなどと一緒に、冒険の旅などをご紹介したいと思います。