ホーチミン入りをした初日に、市内で出会ったバイクタクシーのフーさん。
日本人観光客を中心にガイドをやっているということで、ベトナム滞在中に空いた時間を利用して、フーさんに観光へ連れて行ってもらうことにしました。
けれど、ホーチミンに限らず、市内で声をかけてくる観光営業には細心の注意を!
さて、このバイクタクシーのフーさんは、本当に良心的だったのか?それとも・・・?
ホーチミンのバイクタクシー事情
ホーチミンだけが危険!と言うわけではないのですが、街中で観光の営業をかけてくる人にはホイホイとついて行かないようにしましょう。
最近のホーチミンでは、特にバイクタクシーやシクロと観光客との金銭トラブルが多いとのこと。政府も対策に乗り出すほど、深刻になっているそうです。
たしかに、街中を観光していても、シクロを見かけることがほとんどありませんでした。
そんな中、変わらず多いのがバイクタクシー。
渋滞のひどいホーチミンの街で、長距離を移動するにはやっぱり便利な乗り物です。
ゼッタイに、向こうから声をかけてくるバイクタクシーは利用しない!と決めてホーチミン旅行をしていた私なのですが、初回からさっそくホイホイとついて行くことになりました。
バイクタクシーのフーさんに出会う
そのバイクガイドさんの名前は、「フーさん」。
昭和生まれなら誰もが知っているであろう、こんなポーズで観光客を惹きつけます。
こちらが、フーさん。
フーさんには、ドンコイ通りを一人プラプラと観光していたときに流暢な日本語で話しかけられ、最終的に信用してみようと思ったわけです。
え?
私、一番騙されやすいタイプですか?
そうかもしれません。
そのときの心理状態は、こちらの「ホーチミン市内観光」のときをご参照ください(笑)
フーサンに出会った日から1週間後に、フーさんとのホーチミン市内観光を予約した私。
一瞬、フーさんは躊躇するも、当日の朝私から電話連絡をするということで、私を信頼してもくれたようです。
そんな私も、「約束したし、フーさんが良心的なバイクタクシーなら、スケジュールを開けておいてくれるわけだし。」と思い、約束を守ることにしたのですが・・・
当日のホーチミンは雨に
朝から、結構しっかりと雨が降っていました。
雨季とは言え、一日中雨が降り続くのが珍しいホーチミンで、ベトナム旅行中初めて本気の雨に出会った日です。
バイクタクシーのフーさんは、10時にホテルまで迎えにきてくれる約束。
その10分前に、一度私からフーさんに電話を入れることになっていました。
はっきりしたホテル位置を知らせていなかったからだとも思いますが。
フロントでフーさんへ取り次いでもらって、電話口に出てきたフーさん。
「雨フテるから、フーさん、まだ家イルよ。」
おーーーい!
と言いそうになりましたよ。
日本人なら、雨がどんなに降っていても、お客さんとの約束は守ります。
・・・そんな考えは、ホーチミンで、しかもバイクガイドさんには通用しないですね。
たしかに、外はドシャ降りだし、バイクに乗るのは危険。
「雨が弱くナタラ、トモダチに迎えに行かせるヨ」と言うフーさん。
いえ、それは勘弁です。
それならばと、11時で約束を取り直し、今度はきちんと11時にアジアンルビーセレクトホテルまで迎えに来てくれたフーさんでした。
バイクタクシーを見極めるポイントは?
その待ち時間を利用して、ホテルのフロントスタッフさんに、ホーチミンのバイクタクシー事情を聞いてみました。
バイクタクシーを利用するときの最初のポイントは、街中での”流し”かどうかですね。
その“流し”のバイクタクシーで、次にチェックするポイントは、日本人観光客を相手にするガイドさんの場合は、きちんと日本語を話せるか?と言うこと。
そのうえで、日本語を扱うバイクガイドだと、1時間200,000ドン(約1,000円)が妥当。
英語だけだと、100,000ドン(約500円)だそうです。
フーさんも、1時間200,000ドンだと言っていたので、ピッタリ当てはまります。
さらに、フーさんは英語も操るグローバルな人材。
おそらく、大丈夫だろうと思ったわけです。
それに、フーさん本人の話によると、もし怪しい仕事をしているなら写真は撮らせないと。
それもそうですね、今やネットにクチコミで広がる時代ですから。
そんなフーさんは、たくさん写真を撮らせてくれました。
結果的にフーさんはとてもいい人だったと、ここにご紹介させていただきます。
さて、初めてバイクタクシーのフーさんと出会ってから約1週間後に再会した私。
フーさんは、お願いをすればどこにでも観光に連れて行ってくれます。
観光客は、1時間200,000ドン(約1,000円)だけを考えればいいので、とてもシンプル。
次では、フーさんと出かけた観光地と、フーさんの接客への満足度がどうだったか?などをご紹介したいと思います。