こんにちは、今日もお読みくださりありがとうございます。
さて、前日は、ほぼ深夜に近い23:30頃にNikko-Hanoi(ニッコウハノイ)にホテル入りしました。
日本とベトナムの時差は2時間なので、前日のお昼過ぎに家を出発してハノイのホテルに入るまでほぼ半日かかっています。
成田からノイバイ空港まで直行便でしたが、意外に時間がかかりました。
そんな遅い時間にホテルに入ったものの、あれこれと荷物を開いたりしている内に、やっと就寝できたのは1:00過ぎ。
本当ならばもう眠たくて仕方のない時間帯にホテルに到着しているので、荷物もそこそこにさっさと寝てしまえばよかったのですが、実はどうしても目を奪われる光景がホテルの目の前に広がっていたのです。
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ベトナムはハノイ、最初に注意すべき旅行の掟は
それは、部屋から見下ろす交差点。
こんなに深夜だというのに車とバイクと人が入り乱れるようにして、交差点を交差していくんです。
その絶妙なタイミングと間隔の取り方は見ていて圧巻で、睡魔に襲われそうになりながらも動画に収めることに必死になる私。
ベトナムでの道路の横断は外国人旅行客には一筋縄ではいかないから注意が必要とは聞いていましたが、上階から見下ろすその光景はまるで芸術のようでもあって、観察がおもしろくて目が離せず、寝る時間がどんどん遅くなってしまったのでした。
特に、首都ハノイとなれば、人口も車両もグッと増えるので、旅行客にとっての道路の横断は、かなりハードルが上がるようです。
ハノイの道路事情は日本人の想像をはるかに超える
その翌日の朝はもっと凄まじかったです。
ハノイの街に2倍速で活気が出てくると表現した場合、交通量は4倍速で増えていくといった感じでしょうか。
ホテル上階から見下ろす交差点は、夜中に比べると車やバイクだけでなく歩行者の数も「何かのお祭り?」と思うほどの勢いで増えていて、車とバイクと自転車と人がぶつからずに交差する様は、シルクドソレイユの公演でも観ている気分になれます。
私たちは、興味津々で交差点を見下ろして観察していました。
もし初めてのベトナム入りで、ホテルの部屋からこうした交差点や大きな道路が見えるなら、時間がもったいないと思っても、まずは観察しておいた方が後々のベトナム観光には絶対に有利です。
研究なくして、いきなりベトナム初心者の旅行客にはハノイの道路を横断できないです。
私たちはそれとは知らずして、結果的に初日からしっかりとハノイの交通事情を研究していたことになり、随分とその後の市内観光で役に立ちました。
整備された日本とはまったく違って、ベトナムの道路事情は独特です。
立地抜群のニッコウハノイホテルの環境は?
ここでニッコウハノイホテル(Nikko-Hanoi)をご紹介しておきますと、このホテルはハノイの中心からタクシーで10分もかからないくらいのとても便利な場所にあります。
中心部にあたるホアンキエム湖周辺は外国人観光客で溢れかえっているんですけど、ニッコウハノイの周辺は地元の人が多いと言えど、喧騒さは比較にならないほど静かです。
中心部までは近くて夜は静かに寛げるというニッコウハノイの立地の良さは抜群なので、とてもお勧めのホテルだと思います。
ニッコウホテルの周辺もかなりの交通量があるのでまったく静かというわけではないのですが、たださすがはニッコウホテルだけあって、部屋の中では騒音が全然気にならなかったです。
ベトナム女子旅行初!ハノイの道路に挑戦した結果
さて、どんなに前日の夜の就寝が遅くても、せっかく来た旅行。
午前中から活動しなければ損だから!とばかりに、まだ眠たくてグズグズ言っている娘をベッドから引きずり下ろし、支度をすませていざホテルの外へと出かけます!
けれど・・・
「上から見る道路の状況とは、また雰囲気が全然違うんだけど・・・」
と思ったのが最初の感想。
日本の交通量をはるかに超えたハノイの車たちを横から見るのは、上から眺めていたのとはまるで迫力が違います。
だから、ホテルの玄関から外へ一歩踏み出せない・・・
目の前に横断歩道や信号機があっても、どうもその機能は十分に果たしていないようなのです。
要するに、赤信号も青信号も関係なく次々に“シルクドソレイユ状態”が繰り広げられているわけです。
ここで初めて「ホテル前の道路は外国人旅行客には横断できないことが多いので、注意してください」と書かれたガイド本の紹介文を思い出しました(笑)
ハノイで道路を渡れない旅行客の悲劇とは?
ホテルから外に一歩出て、まずは近所を探検したくても、とにかく道路を横断できなければお店など何もありません。
そうなんです、ニッコウハノイホテルは大きな道路の角地に建っているので、否が応でも渡るしか何もすることがなく。
それに、ホテルの裏側は細い路地になっていて、まだベトナムの空気に馴染んでいなかった私たちには異空間だったので、警戒して踏み込めないエリアだったのです。
と言うのも、ベトナム入りする前の“スリと詐欺の天国”のイメージが、まだ全然払拭されていない心境でもあったからですね(笑)
慣れてしまえばとても癒される素敵な国なのに、英語が通じないと言うことも恐怖に拍車をかけていたようです。
ハノイの道路横断練習で半日つぶす
どうやって向かい側に渡ればいいのよ?としばらく立ち尽くした後、意を決して、無難にホテルの周りを一周してみることにしました。
なんでしょう・・
こう・・・・・
チンアナゴが身体半分を砂の中に隠して、外の様子を伺いながら何かあったら全身砂に帰れる感じですか?
ホテルの敷地が、私たちにとっての「砂」ですね。
異空間と思っていたホテルの裏側は、やっぱり私たち親子にとってはまだまだ恐怖ゾーン。
お店の奥から手招きをしながら、次々と出てくる言葉の通じない店員さんを尻目に、バックを道路側とは反対に掛け直して、若干急ぎ足でホテルの正面に戻ってきたのでした。
ニッコウハノイの道路を挟んだ真横には地元スーパーがあったので、本当はそこへ一番に行ってみたかったのです。
けれど、クルリと時計回りに散策して終わってしまいました。
だって、道路を横断できないので・・・。
いい加減、道路を渡れない自分にイライラして、直線距離にして10mほどの真横のスーパーへ、タクシーで行こうかと思いましたよ。
ハノイで横断を制覇すると待ち受ける自由
そんなハノイの街にも、午前中の行動でなんとか慣れてきて、まずは王道のホアンキエム湖周辺の観光に出かけ、お土産屋さんなども散策できるようになりました。
成長したもんだと、思わず自分を褒めてしまいましたよ。
とにかく、道路を自在に横断できるようにならなければ行動範囲を広げられないので、これさえクリアできれば、後はハノイの街は普通に楽しくて魅力的な観光都市です。
そして、今回の旅で一番のお気に入りショットはこちら。
別の日に、ハノイの旧市街近辺の交差点で撮影したものですが、みんな何に向かって進んでいるのか全く分かりません。
これはまだ交通量がかなり少ない方ですね。
多いときには、バイクだらけの隙間がない中を、人がスタスタと通り過ぎていきます。
ベトナムの交通には明確なルールがあった!
ただ、地元住民の間には暗黙のルールがあるようで、バイクが人を避け、人が車に注意をしながら渡る仕組みになっているようです。
車が一番エライなんて、日本とはまるで逆ですね。
とにかく道路を横断するときには、歩行者は車にさえ注意しておけば、後はバイクが何台来ていようと勝手に避けてくれます。
大切なのは、危険を感じて一歩後ずさりしてしまうと、プチンと轢かれてしまいます。
堂々と渡ってしまいましょう。
じっくり観察したおかげで、私たちもすぐにこの中を堂々と渡れるようになりましたよ。
そして3日目はいよいよ市内観光。お勧めのツアー会社さんの実名や観光のポイントをご紹介しますね。