ベトナム中部にあるホイアンやダナンに行ったらぜひ立ち寄りたい、世界遺産ミーソン遺跡。ホーチミンやハノイの喧騒とはかけ離れた神秘の世界が、ミーソン遺跡には広がっていました。
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現地ツアーのミーソン遺跡日本語版は格安!
ベトナム女一人旅行4日目のこの日は、現地ツアーの日本語ガイドを利用して、「遺跡好きの聖地」と言われるミーソン遺跡に行ってみました。
日本語ガイドは英語ガイドに比べて割高な上に、一人でツアーに参加すると2倍の料金を取られるのが一般的な中で、今回予約した現地ツアーは割り増しがなくて、なかなか格安だったと思います。
現地ツアーで利用したのは、「ベトナムサザンブリーズ」というツアー会社。
予約したプランは、午前中にホイアンを出発して、午後には帰ってくると言う「半日世界遺産ミーソン遺跡観光」ツアーです。
このツアーは、ダナンを出発してホイアン経由でミーソン遺跡を目指すので、ダナンとホイアンに宿泊している観光客が一緒のバスに乗り込むんですね。とは言え、私が参加したこの日は、ホイアンから乗った私を含めて観光客は3人。
参加者全員が一人旅ということで、なんだかとても和やかな雰囲気で行けたので良かったです。
ガイドさんは、現地ツアーデスクのベトナム人女性ですけど、日本語がペラペラ。とても流暢なので、説明を聞き取りやすかったですし、なんと言ってもこまやかなケアが素敵。気さくで明るくて、申し分のないガイドさんでした。
ちなみに、お値段はランチ無しのプランで$48。英語ガイドだと、さらに半額くらいでミーソン遺跡まで行けると思いますよ。ホイアン・ダナンから気軽に行ける観光場所なので、時間に余裕があればぜひ行ってみてくださいね。
ホイアンからミーソン遺跡までの所要時間
朝8:30に、ホイアン旧市街に隣接するように建っているホイアンヒストリックホテルに集合。
私が宿泊していたトゥエ・タム・ガーデン・ヴィラのホテルからヒストリックホテルまでは徒歩で15分くらいかかるのですが、なんとトゥエ・タム・ガーデン・ヴィラのオーナーが、バイクで送ってくれました!
なんて親切な。
もう、本当にこのヴィラはおすすめですね!
そして、8:30にダナンから来た12人乗りくらいの小型バスに乗り込んで、片道1時間半ほどをかけてミーソン遺跡まで移動します。ダナンからだと、所要時間は2時間くらいですね。
道中は、かなり強い雨が降っていました。
8月のベトナム中部は乾期に入っているものの、ときどきスコールがあるようです。ありがたいことに、ミーソン遺跡に到着する頃には雨もあがり、晴天になりました。
8月のミーソン遺跡でのおすすめ服装
晴れると陽ざしが強くてかなり暑くなるので、半袖がおすすめです。けれど、蚊の対策もしたいところなので、ボトムスは長いもので、蚊除けスプレーがあると安心。
天候がこんな風に変わるので、足元はぬかるんでいることもあります。ですから、スニーカーなどの歩きやすい靴で、汚れを落としやすい格好がいいですよ。
さて、ミーソン遺跡のゲートをくぐって5分ほど歩くと、無料カートの出発点に到着。カートに乗り込んで、さらに5分ほど移動すると、お土産店やちょっとした飲食ができるポイントに到着です。
ここから、徒歩でミーソン遺跡がある場所まで移動。
しばらく山の中を歩いていると、急に遺跡が出現する感じです。
ミーソン遺跡観光の雰囲気
とても静かなエリアに、いくつもの遺跡がひっそりと佇んでいる感じ。神聖な空気に包まれていて、思わず無駄口が減ってしまうような場所でした。
観光客はそこそこの人数がいてミーソン遺跡の規模にしては多いように思うのですが、観光客の皆さんはモラルの意識が高い・・・と言えばいいのでしょうか、秩序を守っているのでとても観光しやすかったです。
遺跡の中は自由に見学ができますが、狭い場所をみんなで譲り合って見て回るので、観光していても心地よかったですよ。
観光客の多くは、ヨーロッパ系とオーストラリアの方が多いイメージです。日本人客にもときどき会いましたが、思ったほど日本人はいない印象でした。そして、こじんまりとしたグループか一人旅客が多い感じです。
大人数のグループがいないので、さらに静かに観光できたのかもしれません。一人旅には、ミーソン遺跡はおすすすめですね。
ミーソン遺跡観光の注意点
このミーソン遺跡は、ベトナム戦争中の爆撃で随分と壊れてしまったようで、ところどころ今でも修復中の場所がありました。中にはどう見ても真新しく造られている建物もあるので、それが遺跡だと勘違いしないようにしたいところです。
【ミーソン遺跡の一部として新しく建設されたレプリカ】
まぁ、明らかに色合いが異なるので、すぐに分かると思います。
フランスから研究者が訪れて修復の方法を研究しているそうですが、今でもミーソン遺跡の特殊なレンガの接着方法が解明されていなくて、謎だそうです。
世界遺産ミーソン遺跡が、「遺跡好きの聖地」と言われるのは、こうしたまだ解明しきれていない謎が魅力の1つでもあるのかもしれないですね。
ミーソン遺跡の建物の中は?
チャンパ王国の聖地とされるミーソン遺跡の建物の中では、当時、神聖な儀式が行われていたそうで、入ってみると少し怖いと感じるような空気が漂っていました。
どこも自由に入れるので、ぜひ一つひとつ丁寧に観光してみてくださいね。
外観は今にも崩れそうな雰囲気なのに、内側は意外にキレイに整っているように見えました。たしかに、レンガ同士をどう接着しているのか、隙間から漏れる無駄な光りは一筋も入らない構造になっています。
ミーソン遺跡の売店
ミーソン遺跡観光の所要時間は、2時間ほど。お天気が良かったのと、歩いて移動する小道は木に囲まれた木陰になっているので、遊歩道は心地いいです。けれど、遺跡があるポイントは炎天下のため、帽子を持って行くことをおすすめ。
水分補給用の飲み物がなくなったら売店で買えますし、トイレもあります。なんでも揃っている感じで便利でした。
ちなみに、お水は1本10,000ドン(約50円)です。
午前中に観光を終えた私たちのバスは、午後1時頃にはホイアン旧市街へと到着。
ホイアン出発から5時間弱なのでなんだか慌ただしいように感じるかもしれませんが、かなりのんびりしたツアーでしたよ。ダナンやホイアンに宿泊するなら、ぜひミーソン遺跡も観光してみてください。
フエからは少し距離がありますが、それでも訪れる観光客は多いです。
さて、午後にはホイアンに戻った私。この日の夜は、ホイアン旧市街の灯篭流しや夜の街の散策、そしてベトナムと言えばベトナムシルク!のシルク館の観光などに出かけました。
次は、夜のホイアン旧市街に広がる、幻想的な街の風景をご紹介します。