こんなに一か所に滞在したのは本当に久しぶりです。
ここ数年の海外旅行はもっと短いスケジュールか、1週間もあれば2か所巡りなど時間を有効活用するタイプなので、一か所で8日間ものんびり過ごすのは贅沢すぎる旅でした。
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どのガイド本も紹介するカフェ・マイが激ウマ!
いよいよ、この日はハノイ滞在最終日です。
チェックアウトは12時なので、その前にもう一か所だけ行っておきたいお店が。
実はNikko-Hanoi(ニッコウハノイ)ホテルの正面には、ガイド本には必ずと言っていいほど掲載されている、ハノイで有名な地元コーヒー「カフェ・マイ」があります。
ここでは必ずベトナムコーヒーを、と言わんばかりの紹介で、コーヒー好きの私としてはカフェ・マイに行かずして帰国するわけにはいきません(笑)
と言いますか、なぜかこんな最終日まで行かなかったのも不思議ですが。
ホテルコンシェルジュさんに「今からカフェ・マイに行ってきます」と話したら、「かなり地元色の濃いところなので、英語は通じませんが大丈夫ですか?」と、出鼻をくじかれるような一言をいただきました。
けれど、さすがニッコウホテルのコンシェルジュさんです。メモ用紙にベトナム語で「アイスコーヒー」と「オレンジジュース」の単語を書いてくださり、私たちはそれをまるで子供のお使いのように大切に握って出かけました。
メニュー表もすべてベトナム語だと思われるし、見ても分からないですよね。
おかげで、念願のカフェ・マイ独自のベトナムコーヒーをちゃんといただきましたよ。
濃厚な味で、暑さに体力を奪われて弱っている身体に、元気がチャージされるような絶妙な甘味でした。
ちなみにカフェ・マイでは、英語どころか英単語の1つも通じません・・・
本当にまったく理解してもらえなくて驚きです。多分、「プリーズ」もギリギリなのではないでしょうか?
そこで、プチ暗記しておいた「ハイ ティン ティエン(お勘定お願いします)」が、初めて役立ちましたよ。
実はほかでも「ハイ ティン ティエン」を使ってみたのですが、まったく通じない場面も。発音が違っていたようです。
ベトナム語の発音はかなり難しくて、1つの言い回しに6通りほどの発音があり、その違いで意味を使い分けていると聞きました。日本語に例えると「橋」と「箸」とかですね。
それに、日本語には存在しないような音を出すので、これはまず耳から聞いて勉強しないとベトナム語は習得できないと思いました。
ベトナムの知人がときどき発音を教えてくれるのですが、まるで弦楽器の弦を弾くかのような綺麗な声を発します。ベトナム語の発音は、もはや楽器ですね。
今回は、娘も英会話に大活躍でした。
小さい頃から洋楽の音楽や映画に親しんできたからか、喋られないのですがリスニングは得意です。彼女が聞き取って、私がたどたどしく会話するという、二人三脚ぶり。
とくにお勘定のときは、目をキラキラさせて協力してくれます。お金が大好きなので、数えるのは彼女の仕事ですし。なかなか頼もしい存在でした。
ハノイ市内とノイバイ空港間の交通費
そして、いよいよ夜便のフライトに備えてノイバイ空港へ。
空港までは知人が空港専用のタクシーを手配してくれたので、ハノイ入りしたときのホテルタクシーの3分の1ほどの価格でした。
彼女が手配してくれた空港専用タクシーは、250,000ドンほどだったと思います。
ほとんど一律で金額が決まっている感じでした。
参考までに、ニッコウハノイのホテルタクシーには保険料が入っているので、その分安心を買っている感じですね。
知人は頻繁に日本とベトナムを往来しているので、空港専用タクシーも顔見知りの運転手さんが多い様子です。
手配してもらったタクシーは、本来はグループで利用するくらいの大きさでしたが、今回も乗り込んだのは私たち二人だけ。12人乗りなのに、2人だけの贅沢空間となりました。
もちろん、料金は変わらないのですが。ありがたいです。
常識を覆すハノイのノイバイ空港事情とは?
ところで、ノイバイ空港のDFSでは、例のチュッパチャップスモドキを発見しました。
そう、7日目の「激安!買い物おすすめスポットは地元スーパーだった 」でご紹介した、正面から見ると目玉だらけの巨大な飴セットです。
INTEMEXスーパーでは400円ほどの価格だったのに、ノイバイ空港では1,600円もしてたんです!とご紹介した代物です。
地元価格を知っているからというだけではなくて、何度見ても、これに1,600円も払う気にはなれないのですが(笑)
いずれにしても、色々と商品価格は高いので、どうしてもお土産の買い忘れがあったとき以外は、ノイバイ空港で買うのは避けた方がよいと思います。
そして、ノイバイ空港の不便な点にはこんな事も。
かなりの人数がいろんな国へ向けて出国するのに対して、待合場所がとにかく狭くて小さいです。もちろん椅子もスズメの涙ほどしかないので、私は空港で立ったまま搭乗を待つという初めての体験もしました。
ですので、あまり早く空港入りをしない方が無難。ツアーなどで早めに空港に入るしかない場合には、ガイド本やネット上に空港内のマッサージなどの紹介が掲載されているので、そういったサービスを上手に利用すれば快適かとは思います。
ただ、多分早めに予約をしておいた方がいいですね。
ちなみに、市内から空港までは渋滞することもあるので、それを含めて最小限1時間はみておいた方がいいです。これに、手続き時間などを加味して、市内を出発する時間を考慮すれば大丈夫かと。
ハノイ発JAL深夜便を利用する場合のコツ
もう一つご参考情報として、私たちが利用したのはJALの深夜出発便だったのですが、機内食は朝方早くに朝食が出て、そのメニュー内容もかなり軽いものです。
正直、ガッツリ出されても食べられないと思うのでこの程度で十分なのですが、寝入るまでにお腹がすくのは間違いないので、フライト前に“普通に”食事はしておいた方がいいです。
成田からベトナム行きの便では、なんと食後のデザートがハーゲンダッツのアイスクリーム丸ごと1個という贅沢さでした。
何かコラボでもしていたのでしょうか。これは女子のテンションが上がりますね。
もちろん私たち母娘も嬉しくて大はしゃぎ。ベトナム行きのこのフライトでの食事は、ここ数年で一番感動しました。
そんな盛り上がりを見せた往路便だったので、つい帰路も期待してしまったのですが、そこへかなりの軽食姿で現れた朝食トレーだったので、ちょっとガッカリしたわけです。
さすがに早朝にアイスクリームが出てくるとは思っていませんが、でも機内食って、私たちにとって旅の楽しみの1つでもあるんですよね(笑)
それにしても長い滞在でした。
おかげで、帰国の頃はなんだかベトナム人になれたような気がして、もうベトナムで生活できると思いましたよ。馴染みやすくてとても素敵な国でした。
さて、9日目の朝は月曜日。
娘は、パパが車で迎えにきてくれるときに持ってきたランドセルを背負って、成田空港から小学校へ直行。「今朝はベトナムから通学しました!」と言った感じでしょうか。
居眠りもしなかったそうですし、なかなかの根性の持ち主です。
ニッコウハノイは快適だった?設備情報のまとめ
長い今回の旅は、すべてNikko-Hanoi(ニッコウハノイ)を拠点に行動。
口コミにはホテルのお湯が出ないトラブルが数多く書き込まれていたのですが、ありがたくも私たちは何ごともなく快適に過ごせました。
アメニティーは特別素晴らしいというわけではなく普通かなと思いますが、何不自由なく過ごせる程度に十分揃っていますし、お国事情から考えると申し分ないほどです。
どのスタッフの方の対応も親切ですし、Nikko-Hanoi(ニッコウハノイ)はとにかく快適ですよ。
次は、ベトナム観光旅行で低価格で購入したお土産の数々をご紹介したいと思います。
目安のお値段と、購入できる場所をご紹介しますね。